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第4回離散家族画像再会 40家族、570余人が再開果たす

 【平壌発=呉陽希記者】第4回離散家族、親せきの画像面会事業が2月27〜28日に行われ、北南それぞれ40家族ずつの計570余人がテレビを通じた再会を果たした。

 南に住むキム・ホングクさん(83)は、北に住む弟のホンユンさん(75)、娘のキム・ソノクさん(60)と朝鮮戦争開始以来57年ぶりに再会した。もともとは咸鏡南道出身。出征したホンユンさんが除隊され家に戻ってみると、兄の消息は途絶えていた。当時3歳のソノクさんも父とどうやって離ればなれになったのか、知るよしもなかった。

 「あそこに座っているのは誰かい」。画面上でそう語るホングクさんの姿を見て、弟と娘は大声で兄と父の名を呼んだ。

 「ソノクや、お母さんは生きているのか」。ホングクさんが妻の消息を尋ねると、娘のソノクさんは、最期までホングクさんを探し求めて数年前に亡くなったと話した。

 面会時間の間、家族たちは互いの安否を伝え合い、半世紀を超える離別でできた空白を埋めるかのように肉親の情を分かちあった。

[朝鮮新報 2006.3.6]