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北側団長、米韓合同軍事演習を非難 閣僚級会談 4月に延期を通知

 北南閣僚級会談北側代表団の権浩雄団長(内閣責任参事)は11日、今年初めての閣僚級会談が波動を経ることになったことと関連し、南側首席代表の李鍾奭統一部長官に電話通知文を送った。通知文は、平壌で第18回北南閣僚級会談が開かれる予定になっている3月下旬に、米国と合同軍事演習を行うことが公式に発表されたことについて言及し、次のように指摘した。

 わが方はすでに貴方に対し、6.15共同宣言の根本理念に背き北南関係を危うくする外国勢力との合同軍事演習を中止するよう数回にわたって強調した。

 にもかかわらず、貴方がわが方の正当な要求と民族の期待を無視し、米国とともに北に反対する大規模戦争演習を再び強行しようとすることについて遺憾に思う。

 敵対的な戦争演習と平和的な対話は両立しえない。

 朝鮮半島で軍事的緊張を解消し、強固な平和をもたらすという民族の熱望がかつてなく高まっている時に、同族を敵視し外国勢力とともに挑発的な戦争演習を繰り広げるのは、いかなる理由をもってしても正当化できない。

 貴方のまちがった行為は、平壌で行われる第18回北南閣僚級会談を予定どおり開催できなくするだけだ。

 わが方は、貴方が6.15共同宣言と全民族の念願とは異なり、北南閣僚級会談を予定通り開催できなくした条件のもとで、やむをえず会談を4月の適当な日に延期することにしたことを通知する。

 貴方は、今年初めての会談が波動を経る結果になったことに責任を持つべきだ。(朝鮮通信)

 【注】昨年12月に済州道で開かれた第17回閣僚級会談共同報道文によると、18回会談は平壌で3月28〜31日に開かれることが決まっていた。

[朝鮮新報 2006.3.14]