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水曜デモ700回迎え共同声明 7カ国13都市でも、「日本政府は速やかに謝罪を」

 1992年1月8日、日本軍「慰安婦」問題解決のために始まった「水曜デモ(集会)」が15日、700回目を迎えた。

 ソウル市内にある日本大使館前で毎週行われている同集会。この日は、「女性暴力中断。日本軍『慰安婦』被害者に正義を」をテーマに、「慰安婦」被害者をはじめ50余団体の市民社会団体に所属する女性らが参加した。日本をはじめ世界7カ国13都市でも同時にデモが行われた。

 挺身隊問題対策協議会(挺隊協)のユン・ミヒャン事務総長の司会で始まった集会では、挺隊協のユン・スンニョ共同代表が、「挺隊協だけの問題にとどまらず、国内外の多くの場所で問題解決のために努力している」として、各団体と連帯して勝利しようと呼びかけた。

 この日、最も喝采を浴びたのは中学生のリ・ウクチュンくん。「92年生まれの僕が生まれる前から、雨が降ろうと雪が降ろうと一つになって集会を守り、すでに700回を迎えたことを思うと、一方では胸が痛む」としながら、日本政府の歴史わい曲と南政府のなまぬるい態度を批判。「誤った現実を改めるため、幼い自分もともにがんばるつもりだ」と語った。

 被害者を代表して発言したリ・オクスンさんは、「解決するまでは絶対に死ねない」「200歳まで生き抜いてでも必ず解決する」と固い決意を述べた。

 水曜集会700回共同声明は、日本政府に対し「国際機構の勧告どおり、日本軍『慰安婦』被害者に速やかに謝罪する」よう求めるとともに、「国連とILOは『慰安婦』被害者の人権回復のために積極的に加担するべき」だと主張した。他の被害国政府に対しても、「慰安婦」問題解決を積極的に求めるよう促した。

[朝鮮新報 2006.3.16]