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朝鮮史をわい曲する「新しい歴史教科書」

 日本の中学校で2006年から使用することにした「新しい歴史教科書」に過去、自国の御用史家が甚だしくわい曲した朝鮮史を記述して人々を驚がくさせている。

 周知のように20世紀初、朝鮮を不法に占領した日帝は植民地支配を正当化し、朝鮮人民の民族精神を抹殺するため朝鮮歴史わい曲行為に狂奔した。

 その代表的な一例が、朝鮮は歴史的に他国に従属していたということを「根拠」づける反動的な「漢四郡」説と「任那日本府」説である。

 その骨子は、漢の武帝が紀元前108年に古朝鮮を滅ぼしたあと、平壌を中心とする北西朝鮮一帯に植民地「漢四郡」の一つである楽浪郡を設置し、漢江以南の地域は日本「大和朝廷」の統治機構である「任那日本府」が数百年間も統治したということである。

 しかし、御用史家のこのようなき弁は解放後、朝鮮の歴史学界によって余すところなく論ばくされた。

 「漢四郡」は朝鮮半島ではなく、遼東一帯にあった。

 日本が厳然たる史実によって久しい前にその荒唐無けいさが露になった「漢四郡」説と「任那日本府」説を再び持ち出したのは、自国の朝鮮侵略と再侵略野望の実現に合法的なベールを被せようとする反動的行為である。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.3.25]