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最高人民会議第11期第4回会議 朴奉珠総理の報告−上

 朝鮮最高人民会議第11期第4回会議で朴奉珠総理が行った第1議題「朝鮮民主主義人民共和国内閣のチュチェ94(2005)年の活動状況とチュチェ95(2006)年の課題について」に関する報告を3回に分けて紹介する。

 昨年内閣は、朝鮮労働党の指導のもと、先軍時代の経済建設路線を具現しながら国力を総集中、総動員して穀物生産を増やし、重要な建設対象と改造、現代化対象を完工し、既存の経済基盤に依拠する全般的工業生産の活性化に中心を置いて経済事業を作戦、組織、展開した。

 昨年、社会主義経済建設分野において、数年間の実績を上回る成果が達成された。

 人民経済の各分野で高揚が起こり、発電量は11%、石炭生産は10%増えたのをはじめ重要指標の生産が伸びたのは、国の経済が活性化の道に確固と入ったことを実証している。

 昨年、農業部門を社会主義経済建設の主要攻略戦線とした党の賢明な指導のもと、穀物生産において新たな進展が遂げられた。

 人民経済の各部門で予備と可能性を最大限動員して営農物資の生産と供給を責任もって行ったことで化学肥料、農薬、燃料油、農業機械部品をはじめ営農物資が前年に比べてはるかに多く供給され、農村支援がかつてなく強化された。

 農業部門では、党の種子革命方針、ジャガイモ農作革命方針、2毛作方針、大豆栽培方針を貫徹するたたかいを繰り広げる一方、土補酸肥料(フミン酸肥料)を大々的に生産、施肥するなど、いろいろな先進営農方法を積極的に導入して全作物の収穫を高めた。

 全国的に130余の重要な建設対象と改造、現代化対象が成功裏に完工して国の経済土台がいっそう強化された。

 内坪第2号軍民発電所、大角青年発電所、勝湖鉄道青年発電所をはじめ20余の発電所が落成し、主要鉱山の改造、拡張工事が成功裏に進められ国の動力、原料拠点が補強された。

 大安親善ガラス工場が新世紀の朝中親善の象徴としてりっぱに建設され、楽元機械連合企業所の申浦香鋳鉄職場と端川製錬所、黄海製鉄連合企業所をはじめ多くの工場、企業所の改造、現代化対象が完工した。

 西部地区の豊富な鉄鉱石による主体的な鉄生産工程と国内燃料によるマグネシアクリンカー生産工程が整えられた。

 2.8ビナロン連合企業所の苛性ソーダ、塩化ビニール生産工程が改造され、平壌紡織工場、船橋メリヤス工場、平壌紡織機械工場など主要軽工業工場の生産工程が最新設備で装備され、数多くの基礎食品工場、豆乳工場、精製塩工場が新設されるなど一般消費財生産の土台が拡大、強化された。

 白馬−鉄山水路が先軍時代の記念碑的建造物としてりっぱに建設され、大規模な土地整理と大渓島干拓地工事が成功裏に進められ、広浦アヒル飼育工場が改造、現代化され、興州養鶏工場、北倉アヒル飼育工場をはじめ現代的畜産拠点が新設された。

 嶺南船舶修理工場2号ドック建設工事と南浦港をはじめ主要貿易港の改造、拡張工事が成功裏に行われ、コンクリート枕木、レールの部品生産拠点が整えられるなど、交通運輸部門の土台が改善され、逓信の現代化が推進された。

 党の科学技術重視路線を体して昨年、科学研究と先進科学技術の導入に大きな力を入れた結果、国家重点対象をはじめ1050余件の科学技術発展計画課題が成功裏に遂行されて人民経済の技術改造、現代化において提起される科学技術上の問題を円滑に解決できるようになった。

 金策工業総合大学の電子図書館と体育館が新世紀にふさわしく現代的に建設されたのをはじめ各級教育機関の教育条件と内容が改善され、治療予防機関と医薬品生産拠点がしっかり整えられて朝鮮労働党の主体的な教育政策と人民的な保健医療施策の優位性がより高く発揮されるようになった。 

[朝鮮新報 2006.4.14]