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朝鮮アジア太平洋平和委代弁人が指摘 6.15意義傷つける朴智元・元長官有罪判決

 朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)スポークスマンは2日、朴智元・元文化観光部長官に対する南の司法当局の判決を糾弾する次のような談話を発表した。

 最近、南朝鮮のソウル高等裁判所は「対北送金事件」で起訴された朴智元氏に対する判決で彼に懲役3年と巨額の追徴金を宣告した。

 6.15時代に至って北南間に多面的な対話と接触が実現し、和解と協力、統一気運がいつにも増して高まっているときに、南の司法当局が軍部独裁政権当時の刀を振りかざし、朝鮮と結びつけて朴智元・元文化観光部長官のような6.15関係者を処罰したことは、北南間の和解と協力にブレーキをかけ、平壌対面と6.15共同宣言の民族史的意義を傷つける許しがたい行為である。

 それはまた、北南共同宣言の誕生に寄与した6.15の主役を埋葬することで6.15支持勢力、進歩改革勢力を分裂、弱体化させ、ひいては南に親米保守政権をうちたてようとする米国とハンナラ党の卑劣で悪らつな政治テロ行為である。

 周知のように、南の司法当局が今回再び持ち出した「対北送金事件」は、米国とハンナラ党が歴史的な平壌対面の大きな意義を傷つけ、6.15共同宣言の履行を遮断するためにねつ造した謀略劇である。

 南司法当局は、今は米国と極右保守勢力が人民の頭上に君臨してファッショ独裁の刃物を振り回していた時代ではなく、6.15自主統一の時代であることをはっきり認識して分別のある行動を取るべきであり、不当に拘束した6.15関係者を無条件釈放すべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.6.8]