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「キョレマル大辞典」編さんに拍車 ソウルで学術会議

「世界のウリマルを調査」

 北南が共同で取り組んでいる「キョレマル(同胞の言葉)大辞典」の編さん作業に拍車がかかっている。現在、見出し語の選定、北南新語の整理と検討、方言調査、海外同胞言語調査などが行われている。

 5日、ソウルでは「キョレマル大辞典の編さん方向と歴史的課題」をテーマに学術会議が開かれた。

 会議では、キョレマル大辞典編さん委員会の洪允杓南側委員長(延世大教授)が全般的な進行状況について述べた。

 それによると、見出し語の選定に関しては「(南の)『標準国語大辞典』と(北の)『朝鮮語大辞典』から見出し語を今回は『ㄱ(ク)』部門だが、『ㄴ(ヌ)』『ㄷ(トゥ)』『ㄹ(ル)』も同様に議論していく。『反映』『反映しない』『検討』に分類して意見交換した」と述べた。「会合のたびに各500の新語の用例、意味、発音を提示し、これらを大辞典に加えるかどうか論議している」とも説明した。現在、2000語にのぼる新語が整理、検討されている。

 また、先月光州で行われた6.15民族統一大祝典で、北側で調査したところ、当初定めた30万語に収めるのはとうてい難しいとして、30万語以上に範囲を拡大すると論議、「大辞典の見出し語は30万語以上になることが予想される」と述べた。

 言語規範(言葉と文字を実際に使ううえで守るべき規則。綴字法、外来語表記法、標準発音法など)では、子音、母音の名称と配列順序が互いに接近しているとして、分かち書きに関して会議で意見が近づいたと明らかにした。

 洪委員長は、「現在、済州地域をはじめ、京畿南部、北部、嶺東地方(江原道太白山脈の東側地域)、嶺西地方(太白山脈西側の江原道と忠清北道の一部地域)に分け、その地域で使われている独特の単語を方言専門家が整理している。北でも同じ作業が行われている」と話した。また今年から中国の吉林省地域の調査を開始、来年には黒龍江省、遼寧省など朝鮮族が多く住む地域に対する調査を進める予定だとし、「南北の言語だけではなく全世界のウリマルを調査する」と明らかにした。

 「キョレマル大辞典」は分断以来初となる朝鮮語大辞典で、05年2月に共同編さん委員会が発足した。

 第2回会議(05年7月、平壌)では「キョレマル大辞典」共同編さん要綱で合意した。要綱には、▲辞典の性格▲辞典の編さん原則▲辞典に載せる言葉とその解釈▲作業方式と辞典の完成形式に関する問題が含まれている。

 南北共同編さん委員会第7回会議は9月に行われる予定だ。

[朝鮮新報 2006.7.11]