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米軍犯罪真相究明全民族特別調査委員会北側本部、談話 米軍の独島爆撃と虐殺事件を糾弾

 南朝鮮のKBS放送取材団は最近、鬱陵島のある市民団体が8.15直後、米国が独島(日本名、竹島)を米空軍爆撃演習場に利用した事実を確認する爆弾の破片と不発弾など具体的な証拠物を見つけたことを公開し、とくに1948年6月9日、独島上空を飛んでいた米軍のB52爆撃機が独島はもちろん、その沖合で操業していた漁船に爆弾を投下して漁民を大量虐殺した蛮行について暴露した。

 米軍犯罪真相究明全民族特別調査委員会(全民特委)北側本部のスポークスマンは11日に発表した談話で、戦時でもない平時に独島に対する無差別な爆撃によって300余人の民間人を一挙に虐殺したのは、米軍ならではの永遠に許せない蛮行であり、わが同胞兄弟に対する意図的な殺りく犯罪であると糾弾した。

 談話は、当時米軍側がこの事件を「漁船を岩と錯覚した誤爆」と弁解し、米国と南朝鮮当局はその時から約60年になるこんにちまで爆撃による死傷者の数をはじめ虐殺事件に対する真相調査はおろか、事件自体を隠ぺいしようとしているとし、次のように続けた。

 独島爆撃と虐殺蛮行は、米国の野蛮さを告発するもう一つの生きた証拠として現在、全同胞の怒りをかきたてている。

 60余年にわたる米軍の南朝鮮占領史は、文字どおりわが民族に対する殺りくと全滅を狙った血なまぐさいもっとも野蛮な虐殺の歴史であり、きな臭い白昼強盗の侵略の歴史である。

 南朝鮮に米侵略軍が存在するかぎり、南朝鮮の人民は不幸と災難から脱することができないし、わが民族は戦争の惨禍を免れられない。

 米国と南朝鮮当局は、独島爆撃と虐殺事件に対する真相を究明して謝罪し、責任ある者を懲罰すべきである。

 南朝鮮の各階層の人民は、あらゆる不幸と苦痛の禍根である米侵略軍を一日も早く追い出し、奪われた民族の尊厳と自主権を取り戻すたたかいに立ち上がるべきである。
(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.8.18]