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朝鮮宗教代表団の入国拒否 「世界平和運動に対する妨害」

対日非難声明、談話相次ぐ

 8月26日から29日まで京都で開催された世界宗教者平和会議(WCRP)の第8回世界大会に参加する予定だった張在彦委員長を団長とする朝鮮宗教人協議会代表団のメンバー6人は日本政府の入国拒否によって大会に参加できなかった。

 1カ月余り前から入国手続きをしていた朝鮮代表団に対し日本の司法当局は、入国を承認するかのようにして時間を稼いだあげく、大会直前の23日になって「制裁」を理由に代表団の入国を全面遮断した。日本政府はミサイル発射に対する制裁措置として、「北朝鮮当局の職員の入国は原則として認めず、その他の北朝鮮からの入国についても、審査をより厳格に行う」としている。

 一方、日本政府はこの数日前にも第15回東アジア少年卓球選手権大会(8月23日から、大阪)に参加する予定だった朝鮮選手団の入国を妨害した。スポーツ分野につぎ、宗教分野にまで政治干渉する日本政府の行動は国際社会の非難の対象となっている。

 WCRPは、米国、日本など世界の宗教指導者らが平和を脅す問題に共同で対処するため、宗教人たちの国際会議として1970年に設立された。今大会にはキリスト教、仏教はもちろん宗教間の葛藤が続いているイラクのイスラム・シーア派とスンニ派の指導者、レバノンの宗教指導者を含む世界100余カ国から500人余りの宗教指導者と国際機関、市民団体代表1500余人が参加した。

 大会では朝鮮半島の平和問題とイラク問題、レバノン情勢など、世界平和を揺るがす地域紛争解消のための方案が議論される予定だった。ところが大会に参加する予定だった朝鮮宗教人協議会代表団が参加できなくなり、大きな物議をかもした。

 WCRPは25日に声明を発表し、朝鮮宗教人協議会代表団が今大会に参加することができなくなったことに対して深い遺憾の意を示した。

 また、韓国宗教人平和会議も24日の声明で、▼北側代表に対する日本政府のビザ発行拒否は宗教界の全世界的な平和運動に対する妨害だ、▼南北宗教人による交流、協力を通じて朝鮮半島平和を実現しようとする努力に水を差した、▼対話努力を踏みにじった日本政府に、この問題に対する説明と謝罪を求めるために必要な対策を講じる−と指摘した。

 一方、朝鮮宗教人協議会スポークスマンは26日、談話を発表し、日本当局の不法、非道な妄動は、国際関係史に例のない一種の「宗教弾圧」行為であり、国際信仰共同体に対する愚ろうであって、自らのけん伝する「人権」と「宗教の自由」がどれほど偽善的であるのかをことごとくさらけ出したことになると指摘した。

朝鮮宗教人協議会代弁人談話(要旨)

 日本当局はWCRP第8回世界大会に参加しようとした朝鮮宗教人協議会代表団の日本入国を遮断するもう一つの卑劣かつ許しがたい反朝鮮事件を演出した。

 日本当局の不当な行為によって、世界の平和と安全に関する問題を論じる宗教家の国際的な会合に朝鮮代表団が参加できなくなったことにより、平和を志向する今大会の意義がわい小化され、国際信仰共同体の権威ある団体であるWCRPのイメージにも泥が塗られるようになった。

 朝鮮代表団の入国と大会参加を阻んだ日本当局の不法、非道な妄動は、国際関係史に例のない一種の宗教弾圧行為であり、国際信仰共同体に対する愚ろうであって、自分らのけん伝する「人権」と「宗教の自由」がどれほど偽善的であるのかをことごとくさらけ出したことになる。

 平和を願う宗教家の国際的会合に参加しようとする宗教家代表団の入国まで阻む国は世界で唯一日本だけであり、日本こそ前代未聞の宗教弾圧国、唯一無二の人権不毛の地である。

 日本当局の妄動は結局、反朝鮮狂信者、世界平和のかく乱者、侵略者としての正体をあますところなく露呈した。

 わが人民は、かつて植民地奴隷の運命を強要し、悪らつな反朝鮮敵視政策で朝鮮民族の統一的発展を阻んできた日本の極悪非道な罪過を絶対に忘れないし、その代価を必ず払わせるであろう。

[朝鮮新報 2006.8.31]