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大韓赤十字社通じ 南政府が初の対北水害支援

10月中旬まで40余回予定

 南朝鮮政府は、7月中旬に平安南道、咸鏡南道、江原道など北の一部地域で水害が報じられてから初となる対北水害支援物資を8月30日、大韓赤十字社を通じて送った。コメ300トンと緊急救護品1万セット、毛布2万枚、30種余の医薬品などを積んだ船が南浦港に向け仁川港を出港した。

 さる8月19日に金剛山で行われた北南赤十字実務接触では、コメとセメントを各10万トン、鉄筋5万トン、トラック100台、掘削機50台、毛布8万枚、緊急救護セット1万個、医薬品などを北側に支援することが決まった。大韓赤十字社は8月30日から10月中旬まで40余回にわたり南政府の対北支援物資を伝達する予定。

 30日午前、仁川港で行われた出港式には韓完相大韓赤十字社総裁と申彦祥統一部次官、安相洙仁川市長、関係者らが参加した。

 韓完相総裁は、「真の平和は苦痛をともに分かち合うことから来る」と述べた。

 申彦祥次官は、「単なる物資の伝達にとどまらず、われわれの温かい心も伝えて南北間協力増進に役立ててほしい」と語った。

 一方、この日、対北支援団体である「わが同胞一つになる運動本部」は2500万ウォン(約300万円)相当の学校補修資材30トンを、「わが民族助け合い運動」は1億7400万ウォン(約2000万円)相当の医薬品を、「バラ会新世界良き人」はソウル市とともに用意した4億1200万ウォン(約5000万円)相当の医薬品を、それぞれ仁川港から北に送った。

[朝鮮新報 2006.9.2]