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〈遺骨鑑定問題〉 内幕明らかにすべき 朝鮮中央通信社論評

 朝鮮中央通信社は1日、南朝鮮「拉北者家族の会」の崔成竜代表が先月、聯合ニュースとのインタビューで、(日本人拉致被害者)横田めぐみさんの死亡事実を日本政府がすでに知っており、その事実を日本政府関係者から数回聞いたなどとのべたことに関連して次のような論評を発表した。

 最近、南朝鮮のある団体メンバーから日本政府が横田めぐみさんの遺骨鑑定を帝京大学に依頼した際、あらかじめこれを偽物に仕立てることにしていたという証言が出て内外を驚がくさせている。

 彼は、日本政府と「救う会」が「めぐみさん問題」を政治的に悪用しており、果ては一部の「脱北者」を日本に連れて行って根拠の希薄な証言をさせ、南朝鮮内部の一部の関係者にも資金を与えて「拉致問題」をわい曲していると暴いた。

 周知のように、われわれは「拉致問題」の解決に向けて今まで誠意のある努力を傾けてきた。

 その過程で、横田めぐみさんの前夫は日本政府調査団が平壌を訪問した2004年11月、日本側のたび重なる懇請によって、めぐみさんの遺骨を日本側団長に直接手渡した。

 さる7月初めには日本マスコミ各社の取材に応じ、めぐみさんの死亡経緯と遺骨処理状況などについてあらためて明白にした。

 しかし、日本側は科学性、客観性の欠如したDNA鑑定の結果を持ってその遺骨がめぐみさんの骨ではないと断定、発表したばかりか、「拉致被害者全員が生存しているという前提のもとに問題の解決に取り組む」として、問題の解決とは全く相反するように死んだ人が生きているという荒唐無けいな世論を大々的に喚起してきた。

 遺骨の鑑定経緯だけを見ても、日本側は遺骨の運搬、移動、保管、取扱、そしてDNA鑑定とその結果発表において、常識である初歩的な規範を無視したばかりか、その鑑定書について未だ公開していない。

 日本が発表した鑑定結果に対して他国ではもちろん、日本国内でも強い疑惑と疑問が提起されている。

 証言者は今回、日本当局がすでにめぐみさんが死亡したということを知っていたし、めぐみさん夫婦と親しく過ごした蓮池薫氏も帰還後にめぐみさんの死亡事実について証言したということを日本政府関係者から聴いたと明らかにした。

 日本が今も「めぐみさん生存」説を流布し、解決済みの拉致問題に引き続き言いがかりをつけているのは、過去の清算を回避し、国民世論をミスリードして海外侵略に向けた憲法改正、軍事大国化を推し進めようとするところに目的がある。

 日本は、国際社会と人類の良心の前に遺骨鑑定問題の内幕をはっきり明らかにすべきであり、責任のある者を処罰し、遺骨を速やかに原状どおりに返還すべきである。

[朝鮮新報 2006.9.7]