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「戦時作戦統制権移譲」で平和擁護委が談話

 朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)のスポークスマンは22日に談話を発表し、米国と南朝鮮軍事当局がうんぬんしている「戦時作戦統制権移譲」とは徹頭徹尾、米国の新しい北侵戦争戦略に従って第2の朝鮮戦争準備を完成し、任意の時刻に戦争の導火線に火をつけようとする新たな戦争挑発策動であると糾弾した。

 スポークスマンは、南朝鮮占領米軍司令官が今後、「統制権移譲」に備えた合同軍事演習を「ウルチ・フォーカスレンズ」演習や「連合戦時増援演習」とは別途に行うと公言し、米国が「戦時作戦統制権移譲」の口実のもとに南朝鮮を北侵戦争の突撃隊、米軍の弾よけに駆り出そうとしている事実を想起させ、次のように指摘した。

 米国の軍事的占領と支配を放置したまま「作戦統制権還収」を論議するのは無意味であり、三文劇にすぎない。

 米国が追求するのは、南朝鮮に対する永久占領と北侵戦争だけである。

 にもかかわらず、南朝鮮軍事当局が「自主国防」の看板のもと、北侵戦争策動に血道を上げているのは、危険極まりない反民族的犯罪行為である。

 米軍の永久占領を哀願し、外部勢力と一緒になって同族を圧殺する戦争挑発策動に狂奔することに自主があるはずはなく、北南関係改善がありえないというのは至極明白である。

 南朝鮮人民は、「戦時作戦統制権移譲」の裏で米国と南朝鮮軍部の好戦勢力が繰り広げている戦争策動に断固と反対、排撃し、米帝侵略軍を一日も早く南朝鮮から撤退させる闘争に積極的に立ち上がるべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.9.27]