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〈論調〉 真相暴かれた反共謀略事件

 南朝鮮では最近、1979年10月に「スパイ団事件」というレッテルを張りつけて関連者たちに重刑を宣告した「南朝鮮民族解放戦線(南民戦)事件」と、南朝鮮軍と警察が裁判もなしに「保導連盟」会員たちをはじめ罪なき人民を1万7700余人も虐殺した「保導連盟事件」が、軍部ファッショ独裁者らの政権維持と再執権のためにねつ造し、悪用した「事件」であったことが明らかになった。

 今回その真相が暴かれた反共謀略事件は歴代南朝鮮政権のファッショ的で反民族的な正体をことごとく告発している。

 南朝鮮のファッショ独裁政権が犯した特大型の反人倫的罪悪は、必ず計算されて歴史と民族の厳しい裁きを受けなければならない。

 しかし現在、歴代ファッショ独裁政権後えいの集結所であるハンナラ党は、自分らの元祖である勢力が犯したあらゆる罪悪について隠ぺいし、再執権の野望を実現するためあらゆる謀略策動を働いている。

 6.15支持勢力を「親北」「利敵」「容共」に仕立てて攻撃しながら親米事大と反朝鮮対決に狂奔しているハンナラ党こそ、先任者たちのファッショ的気質をそのまま受け継いでいる。

 こうした逆賊の手に政権が渡される時、南朝鮮に再び徹底したファッショ独裁時代が再現されることは火を見るより明らかだ。

 南朝鮮の各階層人民は、反ハンナラ党闘争に立ち上がり、民族に百害あって一利なしのがん的存在であるハンナラ党の過去の罪悪を必ず決算し、この民族反逆党を断固と埋葬すべきである。(祖国統一民主主義戦線スポークスマン談話、9月23日発表、朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.9.30]