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〈論調〉 独島強奪の野望を捨てるべき

 日本当局は2006年版防衛白書に、独島を公然と自国の「領土」と明記した。その一方、われわれが独島切手を発行したことに対し、中国駐在朝鮮大使館を通じて「抗議文」を送ると騒ぎ立てている。これは、日本反動層が独島を自国の領土にしようと悪らつに策動していることを示している。

 日本反動層は、艦艇と飛行機まで独島周辺に出動させてわが国の神聖な領土権を威嚇、侵害する行為を働いた。日本反動層のこのような行為は内外の一様な抗議、糾弾を呼び起こした。独島強奪行為に反対するデモと集会がいたる所で行われた。朝鮮人民とアジア諸国人民の反日感情は依然として高い。

 このような中で、今回またしても日本当局が独島「領有権」を主張しているのは、彼らの独島強奪策動がきわめて重大な段階に至ったということを実証している。

 周知のように、独島は千数百年前からわが国の領土として存在している。

 にもかかわらず、日本が「防衛白書」にまで独島を自国の「領土」であるとして強弁を張り独島強奪策動を悪らつに繰り広げるのは、日増しに露骨になる朝鮮再侵略野望の表れであり、彼らの強盗性と破廉恥さをことごとくさらけ出している。

 日本反動層が独島強奪策動にいつにも増して血道を上げるのは、新世紀に入ってさらにぼう張した日本独占資本の無制限な利潤追求を軍事的にバックアップしようとするところに下心がある。

 現在、日本は経済的にぼう張している。ここから、島国の日本は切実に必要な原料源泉地と商品販売市場の確保のため、海上交通路を掌握するとともに、新しい資源地帯を占めようと躍起になっている。ここで日本軍国主義者が目をつけているのが、まさに天然ガスをはじめ資源の多い独島なのである。

 独島は軍事的にも非常に重要な位置にある。日本は、独島を掌握すれば200マイル経済水域圏を通じて朝鮮東海の広い海上を自国の経済水域に、自衛隊の軍事作戦地域にすることができると見ている。日本軍国主義者は、これを狙って独島を「日本の領土」であると強弁を張りながら意図的に領土紛争を引き起こしている。

 日本が独島「領有権」を唱えるほど、それは自分らの領土強奪野望と朝鮮再侵略の企図をさらに露呈するだけである。

 日本反動層は歴史と現実を直視し、独島強奪と朝鮮再侵略の野望を実現しようとする愚かな妄想を捨てるべきである。(労働新聞9月21日付記事)

[朝鮮新報 2006.9.30]