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第61回国連総会第4委 中東問題の公正な解決を主張

 8日に行われた第61回国連総会第4委員会の会議において、議題「占領地域でパレスチナ人民とアラブ人たちの人権に影響を与えるイスラエルの行為を調査するための特別委員会報告」の討議時、朝鮮代表が、朝鮮民主主義人民共和国はパレスチナ問題および中東問題が徹頭徹尾加盟国の合意に基づき、数十年間にわたって採択されてきた国連総会決議と国際法によって公正に解決されなければならないという立場を明らかにした。

 朝鮮代表は演説で、パレスチナ人民のたたかいは奪われた領土を取り戻して民族的自決権と生存権を回復するための正義のたたかいであり、パレスチナ問題は中東平和の保障と直接関連している地域的、国際的問題だと指摘しながら次のように述べた。

 パレスチナ問題および中東問題の公正で平和的な解決のために一連の国際的措置が講じられているが、占領勢力の膨脹主義政策と妨害策動のせいでこれらの措置は実行へ移されていない。

 さらに重大な問題は、最近一部の勢力がパレスチナ問題および中東問題を自らに有利なように解決しようとする不順な目的のもとに、いわゆる国連改革の一環として国連総会の議題から中東関連の案件を取り除こうとする動きまで見せている。

 これはパレスチナ人民とアラブ人民の利益に適うように問題が解決されることを願う、国際社会の共通した要求に逆行するものとして、決して正当化されない。

 朝鮮は、合法的な民族的権利を取り戻すためのパレスチナ人民の正義の闘いと、中東問題の公正な解決へ向けたアラブ人民のたたかいに、今一度固い連帯の意志を表明する。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.11.17]