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〈論調〉 米中間選挙結果を悲しむハンナラ党

 7日に行われた米国の中間選挙でブッシュの共和党が惨敗した。

 このニュースが伝えられるなり、南朝鮮のハンナラ党は自分らが惨敗したかのように深い悲しみに沈んでいるという。はるか彼方の外国で行われた選挙の結果に対して、当事者よりも悲しんでいるのだから、実に驚くべきことである。

 しかし、それよりもあきれるのは、ハンナラ党が「最高委員会議」なるものを急きょ開いて、米国の中間選挙の結果、「北(朝)米対話が行われ、対北制裁がなくなるという話」が出ているが、「そのようなはずはないし、ありえもしない」と騒ぎ立てたことである。ハンナラ党が立場をわきまえず、米国政府や共和党のスポークスマンであるかのように振る舞う姿は、人々に彼らの別名を想起させる。

 周知のように、南朝鮮人民はハンナラ党に「米国共和党南朝鮮支部」という別名を付けた。それは、共和党の指令であればやみくもに受け入れるハンナラ党に対する辛らつな揶揄であり、からかいである。ともすれば、「第1野党」「巨大野党」であると自慢するハンナラ党にとって、これに勝る恥があろうか。

 彼らが「米国共和党南朝鮮支部」という別名に恥を感じるならば、米国に盲従する悪習を正すふりでもすべきである。とりわけ、ハンナラ党は最近、「遠征団」を結成して米国に行ったが、主人がうるさいと言って会ってくれず、世界の面前で大恥をかいた。

 最近、南朝鮮のあるサイトには、主人の米国には恐れおののきながらも、同族には刃物を持って襲いかかるハンナラ党を「彼らの祖国、米国に送ろう」と呼びかける文が掲載された。南朝鮮人民は、より強力なたたかいによって「米国共和党南朝鮮支部」を米国に追い出すであろう。(民主朝鮮12日付論評)

[朝鮮新報 2006.11.18]