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崔泰福団長 AAPP総会で演説、アジアの平和と安全 繁栄に寄与する

 イランで開催された第7回アジア国会平和連合(AAPP)総会で13日、朝鮮代表団団長の崔泰福・最高人民会議議長が演説した。

 団長は、アジア各国人民の声を代弁する国会議員は大陸の主人であるという責任感を持って、アジアの歴史と文化、伝統を抹殺しようとする支配主義勢力の策動を徹底的に排撃し、互いの相違よりも共通点を重視し、アジアの連帯と平和、正義のスローガンのもとに国際舞台において声を一つにして地域の団結した力を誇示すべきであると強調した。

 また、朝鮮半島の統一と非核化を実現するための朝鮮人民の闘争はこんにち、重大な挑戦に直面しているとし、次のように指摘した。

 とくに、米国のブッシュ政権は朝鮮を「悪の枢軸」、核先制攻撃の対象として公然と名指しし、核戦争演習と金融制裁など、われわれに対する脅威と圧力を増大させながらわが制度を崩そうとする企図をあらわにした。

 われわれは、国家の最高利益と安全が著しく脅かされる極端な情勢のもとで10月9日、米国の核脅威と制裁圧力策動に対処した自衛的な主権行使として地下核実験を安全かつ成功裏に行った。

 われわれは、朝鮮半島の非核化プロセスを破たんさせたブッシュ政権の犯罪行為と歴史的責任を必ず計算するであろう。

 われわれは、米国のせいで核実験を行ったが、朝鮮半島の非核化を対話と協議の方法によって平和的に実現しようとする立場には変わりがない。

 すでにせん明したように、朝鮮の核兵器は極限点を越えた米国の核の脅威と制裁策動に対処するための自衛的な戦争抑止力であり、朝鮮に対する米国の核の脅威と制裁が検証可能かつ信頼できる方法によって終息すれば、われわれにはただ一つの核兵器も要らなくなるであろう。

 われわれはこの機会に、朝鮮半島の平和と統一、非核化をめざす朝鮮人民の闘争に支持と連帯を寄せてくれたアジア各国人民に謝意を表し、われわれの変わらぬ非核化意志と国家の最高利益を守るための朝鮮人民の自主的選択が当然の尊重を受けるものと確信する。

 朝鮮はこれまでと同様、今後もアジア各国人民と固く団結して、アジアの平和と安全、自主的発展と繁栄に積極的に寄与するであろう。

 (注:アジア国会平和連合は、アジアの国会議員が平和促進のために団結し、行動できるよう意見交換の機会を設けることを目的として、1999年9月にバングラデシュのダッカで設立された。現在、朝鮮をはじめ、中国、インドネシア、パキスタン、バングラデシュ、ロシア、ベトナム、タイ、トルコ、イラン、イラク、南朝鮮など39カ国が加盟している)(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.11.22]