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「万景峰92」号入港の即時再開を要求 朝鮮赤十字会

 朝鮮赤十字会は17日、「万景峰92」号の入港即時再開を求める次のような談話を発表した。

 日本当局は朝鮮のミサイル発射訓練と核実験にかこつけて「万景峰92」号の入港禁止に関する内閣の「制裁措置案」を国会で正式に通過させ、入港禁止対象をすべての朝鮮船舶に拡大する前代未聞の反朝鮮、反在日本朝鮮人総聯合会(総聯)策動を繰り広げている。

 「万景峰92」号は、朝・日両国赤十字団体が締結した協定によって在日同胞の朝鮮への往来を保障する純然たる人道的な船舶である。

 在日同胞を祖国とつなぐ唯一の血脈のような「万景峰92」号の航路を一方的に遮ったのは、彼らの正常な生活と権利を著しく侵害する横暴非道な反人道的行為である。

 人々が互いに行き来し、血肉の情を分かち合うのは、人間生活のもっとも基礎的で至極当然の権利である。それゆえ、自由往来のような人道的問題は政治と法律を論じる前に優先視することが人類社会の普遍的な慣行となってきた。果ては、戦争中の交戦国間にも赤十字船舶の往来だけは国際法によって許された。

 ところが今回、日本当局はこのような初歩的な人道上の問題を「政治問題化」しながら「万景峰92」号の入港禁止を国家の法にまで規定する極めて不当な暴挙に出た。

 日本当局が「万景峰92」号の航路を遮断することにより、在日同胞は祖国の父母兄弟、親せきを訪ねて血肉の情も分かち合い、冠婚葬祭なども一緒に行っていた正常な生活をこれ以上享受できなくなった。

 日帝植民地支配と民族分裂の災難と苦痛のなかで祖国を遠く離れて、なじみのない異国で数十年の歳月を生きている在日同胞は、日本の反動層によって「離散家族」の新しい悲劇を再び強いられる無念の境遇に陥るようになった。

 朝・日関係が悪化するたびに、「万景峰92」号に言いがかりをつけて正常運行を妨げるのは、日本反動層の意地汚い習性になっている。

 純粋かつ高尚な人道的問題を愚ろう、悪用するところに日本固有の政治的未熟さと道徳的低劣さがある。

 朝鮮船舶の日本入港を全面禁止したのも卑劣極まりない行為である。

 朝鮮の貿易船舶の日本入港は朝・日両国の利益と友好、親善を図り、国際的な経済交流活動に寄与する正当な貿易活動の一環である。

 人と金、物資の移動が急速に早まっている現代に海上を通じた国家間の貿易交流活動は至極自然であり、これを助長、発展させるのは国家の合法的権利であると同時に国際的な義務でもある。

 それゆえ、歴代日本政府もかつて、情勢がいかに複雑な時も朝鮮の貿易船舶の日本入港だけは禁止することができなかった。

 今回、日本当局は朝鮮との全面対決を宣言するかのように朝鮮船舶の入港をいっさい遮断することにより、日本が近くて遠い国であるということを再度想起させた。

 われわれは今、日本という国が視野にも入っていないので日本との貿易交流が中断されるからといって別に驚くことも、損害を被ることもなく、はっきり言って日本という国が周辺にあること自体を快く思わない。しかし、われわれは日本政府の朝鮮貿易船舶入港禁止措置が米国の対朝鮮制裁措置のもっとも悪らつな海上封鎖策動の一環として強行されたという事実を重大視せざるを得ない。

 朝鮮政府はすでに、いかなる制裁も宣戦布告と見なすと言明している。

 もし、日本がわれわれに対する制裁騒動の先頭に立って狂奔し、物理的衝突が発生する場合、それから招かれる結果に全責任を負うことになるであろう。

 日本当局は、時代の流れに合致する冷静な理性に立ち戻って在日同胞の神聖な人道的航路である「万景峰92」号の正常入港を即時再開し、朝鮮に対する無謀な制裁騒動を中止し、朝鮮船舶の自由な日本入港を円滑に保障すべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.11.24]