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枝川裁判支援連絡会主催 「枝川−過去、現在、未来」

枝川の歴史学ぶ市民集会

 東京・枝川における在日朝鮮人と民族教育の歴史を学ぶため枝川裁判支援連絡会が主催した東京朝鮮第2初級学校創立60周年イベント「枝川−過去、現在、未来」が4日、同校(東京都江東区)で行われ、枝川の住民をはじめとした日本人と学校関係者ら100人以上が参加した。

 イベントでは、「江東・在日朝鮮人の歴史を記録する会」の中沢康夫さんが枝川の町の形成史と在日朝鮮人の生活などについて語り、朝鮮大学校政治経済学部教員の金哲秀さんが日本政府の差別政策と在日朝鮮人の権利擁護・獲得のための運動など、60年間の民族教育の歴史について解説した。

 つづいて、枝川と関連の深い同胞1世たちが草創期の東京第2初級の様子や同胞住民たちの暮らしについて語った。

 民族教育が隣保館で行われた経緯などについて言及し、東京都の提訴の不当性を訴えた枝川住宅管理委員会初代責任者の朴在魯さん(総聯中央顧問、82)は、「朝鮮人を人間と思っていないような一部の政治家と違う、すばらしい人たちがいるので、必ず差別は是正されるだろう」と述べ、学校を支援する日本人らに感謝した。

[朝鮮新報 2006.3.7]