top_rogo.gif (16396 bytes)

〈論調〉 米議員も非難する日本の右翼政治家

 最近、日本の麻生外相はアジアのある地域での教育水準の高さは日本の植民地支配のおかげだと言い放った。彼は、過去の日帝の犯罪を粉飾するこのような妄言を吐いた。

 これまで日本では侵略史をわい曲、否定する妄言が数多く吐かれた。しかし、現在のように破廉恥かつ挑戦的な妄言はかつてなかった。

 米国の政界とマスコミでも、過去の犯罪を粉飾する日本の右翼保守政治家を非難する声が出ている。米ニューヨーク・タイムズ紙は「無礼な日本外相」と題する記事で、麻生が日帝の植民地支配を美化するなど無分別な妄言を吐いたことに言及し、これは彼が誤った史観の持ち主であるばかりか、国際関係についても深く理解していないということを示していると非難した。

 米インターナショナル・ヘラルド・トリビューン、ボストン・グローブの両紙も、日本で執権者と外相など高位当局者が過去の犯罪を粉飾する妄言を吐いていることを列挙し、日本の右翼政治家は隣国のアジア諸国の感情を傷つける危険な習慣を持っていると非難した。特に注目されるのは、エバンス、マクガバンの両下院議員が記者会見で、過去の性奴隷犯罪について公式謝罪をしていない日本の態度を辛らつに批判したことだ。彼らは、性奴隷犯罪の被害者たちに即刻、公式に謝罪することを日本政府に求めた。

 日本の極右保守勢力は、日本国民のなかに軍国主義的史観と報復主義を深く注入し、再侵略に向けた社会的雰囲気を醸成しようと画策している。

 日本は海外侵略のための物質的、軍事的、法律的準備を整えている。残っているのは海外侵略計画を実践に移すことだけである。

 歴史はわい曲するからといって変わるものではない。時代が変わり、歳月が流れても歴史はそのまま残っている。

 朝鮮人民は、日本反動層の歴史わい曲、軍国主義復活、再侵略策動を鋭く注視している。(労働新聞6日付論評)

[朝鮮新報 2006.3.13]