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〈論調〉 日本反動層は事態をどこへ導こうとしているのか

 日本当局は警察機動隊を動員して大阪府商工会と同胞が経営する飲食店と自宅などへの強制捜索を行うなど、総連の弾圧に国家権力を発動した。日本当局は、「現行法の厳格な適用」という美名のもと、全国のすべての総連関連施設に対する地方自治体の固定資産税減免措置を完全に廃止しようとしている。

 日本の反動層が「拉致」問題を総連と強引に結び付け、朝鮮に圧力を加えるのは許しがたい政治的挑発行為である。かつて朝鮮人民にはかりしれない不幸と災難を被らせた日本が、総連を弾圧するのは二重の犯罪行為である。

 元来、日本政府は歴史的見地からも当然、総連の活動を保障し、在日朝鮮人の生活を保護すべき法、道徳的責任を負っている。

 総連と在日朝鮮公民に対する過酷な弾圧は、朝・日平壌宣言に対する違反であり、朝鮮の主権に対する重大な侵害行為である。

 朝鮮の合法的な海外公民団体である総連は、在日同胞の民主的民族権利と利益を擁護するための愛国、愛族的な組織である。

 日本の総理は、朝・日平壌宣言の採択時と多くの機会に在日朝鮮人に差別が加えられないよう友好的に接するという立場を重ねて表明し、日本政府もさる2月、北京で行われた国交正常化に向けた朝・日政府間会談でこれを再確認した。 にもかかわらず、「法治国家」を自称する日本が解決済みの「拉致問題」を総連と強引に結びつけ、国家権力まで発動して総連と在日朝鮮公民に対する暴圧を働き、朝鮮に圧力を加えようとするのは卑劣な行為である。

 総連と在日同胞を保護する代わり、逆に総連組織をつぶして在日同胞が日本で生きられないようにあらゆる政治謀略と弾圧を行う日本当局の非人道的行為は、朝鮮人民と世界の進歩的な人民の憤りをかきたてている。

 日本反動層の反朝鮮、反総連策動は、米帝の対朝鮮敵視策動が悪らつになっているのと時を同じくしていることにさらなる重大さがある。

 米国は現在、朝鮮に対して物理的圧力攻勢を強めている。日本の反動層は米国の尻馬に乗って制裁と圧力の旋風を起こしている。親米的な日本の極右保守勢力は、誰かに対する制裁において米国と協力、共助するとけん伝し、上司の対朝鮮物理的圧力攻勢に歩調を合わせて朝鮮に対する制裁策動をかつてなく強めている。

 日本反動層の反朝鮮、反総連策動は再侵略野望の所産である。

 日本反動層の反朝鮮策動はこんにち、政治、経済、軍事、外交、人権など各方面にわたって頂点に達している。日本反動層に、はたして事態をどこへ導こうとしているのかを問わざるをえない。

 日本反動層の反朝鮮策動は朝鮮人民の怒りと警戒心を百倍にするだけである。朝鮮人民は日本と計算すべきものがあまりにも多い。百年来の敵である日帝の血塗られた罪悪の代価を必ず百倍、千倍に払わせるべきだというのが朝鮮人民の意志である。(労働新聞7日付論評)

[朝鮮新報 2006.4.13]