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〈論調〉 「靖国」参拝で孤立する日本

 日本の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に網羅されている超党派国会議員96人全員が最近、「靖国神社」に参拝した。

 「靖国神社参拝」問題による日本とアジア諸国の感情の対立は政治、外交的危機にまで拡大しており、それは地域の情勢安定に影を落としている。

 まさにこうした時期に日本の反動層が「靖国神社」に対する参拝を集団的に断行したことで周辺諸国との関係を改善する意志が全くないことを自ら示した。

 「靖国神社」には、極東国際軍事裁判によって処刑されたA級戦犯をはじめ海外侵略戦争で悪名をはせた殺人鬼たちの位牌が保管されており、「神社」そのものの内容と形式が侵略戦争を美化、正当化し、説教する方向で整えられている。

 こうした所に行って軍国主義亡霊の魂を慰め、冥福を祈るということが何を意味するのかは明白である。

 最近、「靖国神社」参拝問題により日本は深刻な政治的、外交的孤立に直面している。にもかかわらず、日本が「靖国神社」参拝に固執しているのは周辺諸国との関係改善よりも海外侵略野望の実現が大切だからだ。

 それほど、日本反動層の海外侵略戦争挑発策動は危険水位に達しており、すでに東アジア地域にはその兆しが現れている。過去、日本によって甚大な犠牲と苦痛を強いられたアジア諸国が対日警戒心を高めているのは当然である。(民主朝鮮9日付論評)

[朝鮮新報 2006.5.15]