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京都 上田正昭京大名誉教授 傘寿のお祝い 「今後善隣友好に努めたい」

お祝いの花束を贈られる上田さん

 「京都大学名誉教授上田正昭先生傘寿のお祝いのつどい」が4月29日、京都市内にある京都大学時計台記念館で開かれ、清水寺貫主・森清範さん、京都大学教授・水野直樹さん、京都産業大学教授・井上満郎さんら各界の人々約150人が駆けつけ、祝った。また、金学福総連京都府本部委員長、魚秀玉女性同盟京都府本部委員長らも参加した。

 上田さんはつどいの前日、傘寿(80)になったばかり。

 つどいではまず、上田さんの記念講演「雅楽と日本の文化―生ける正倉院」が行われたあと、お祝いの舞が披露された。つづいて祝宴に移り、日朝友好促進婦人会議・末本雛子さんと魚女性同盟委員長の司会によって、終始和やかに進められた。

京都NPO法人京都コリアン生活支援センター「エルファ」のハルモニたちからは、丹精込めて創作したちぎり絵が贈られた。

 各界のお祝いのあいさつのあと登壇した上田さんは、「中学2年のとき、歴史学に興味を持ってから65年が経ち、『神話の世界』を処女出版して50年、近著『古代日本の心と形』の単著出版は55冊目となる。また、傘寿を記念して第二歌集を刊行できたことを心から感謝している」とお礼の言葉を述べながら、「善隣友好の志を同じくする仲間たちと共に、新たな研究課題、東アジア史の研究に向かって今後も努力していきたい」と力強く語った。

 つどいでは、各界から上田さんにさまざまなお祝いの品が贈られた。魚委員長は、手製の朝鮮の伝統的な薬飯などを詰めた色彩豊かなお祝いご膳を贈り、また、京都NPO法人京都コリアン生活支援センター「エルファ」のハルモニたちからは、丹精込めて創作したちぎり絵が贈られた。

[朝鮮新報 2006.5.17]