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〈論調〉 6.15履行阻むハンナラ党

 ハンナラ党をはじめ南朝鮮の親米保守勢力こそ6.15共同宣言履行のために必ず除去しなければならない暗礁である。この6年間を振り返って朝鮮民族が再度得た教訓は、外部勢力に依存する親米保守勢力を民族内に放置しておけば6.15共同宣言の履行を期待できないということである。

 また、ハンナラ党をはじめ南朝鮮の親米保守勢力は民族共同の統一里程標である6.15共同宣言を否定し、その履行をことごとく阻んでいる。

 元々、歴史的な平壌対面に関する4.8合意書が発表された時からそれを快しとせず、平壌訪問メンバーとして網羅されることまで拒んだのがハンナラ党である。

 南朝鮮の親米保守勢力は、「わが民族同士」ではなく、親米に血道を上げて統一の前途を遮っている。

 ハンナラ党をはじめ南朝鮮の親米保守勢力は、共同宣言の履行へ進んでいる民族史の流れに逆行して6.15統一時代をそれ以前の対決時代に逆戻りさせようとした。

 6.15統一時代が開かれ、和解して団結すべき同族を「反国家団体」「打倒すべき相手」と公言して「主敵論」を明示した「国防白書」を再び発刊せよと当局に迫るだけでは足りず、「政策声明」で同族を「主敵」と公然と宣布したのも、われわれの尊厳ある象徴である朝鮮国旗まで燃やして同族対決を鼓吹したのもまさにハンナラ党をはじめとする親米保守勢力である。

 6.15共同宣言を全面否定したハンナラ党勢力が、北南間の経済協力事業が順調に行われるのを放任しないのは明白である。

 ハンナラ党勢力は、北南協力について「供与」「朝貢」と言って遮断棒を下げようとしたし、人道的物資の提供を「軍事転用の可能性」「北体制強化」と言ってブレーキをかけた。(労働新聞13日付論説)

[朝鮮新報 2006.6.19]