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フジテレビが誤報、謝罪 統一部職員を「北監視員」と

 日本のフジテレビは、第14回北南離散家族面会行事の場にいた南朝鮮統一部の職員を、金英男さんの行動を監視する「北朝鮮の監視員」と誤って報じたことについて、4日夕方の番組内で訂正し謝罪した。

 フジテレビは6月29日、金さん家族の再会を報じた。番組に出演した、自称「元北朝鮮工作員」で「脱北者」の「安明進」と名乗る男は、面会場にいた人物を「北朝鮮の監視員」と「指摘」した。しかし、実際には南朝鮮統一部の職員であることがわかり、統一部はフジテレビに対し訂正を求めていた。

 南朝鮮の報道などによると、当の統一部職員はこれまでも離散家族の面会行事や北側との交渉、支援活動を行ってきた人物。彼は、番組内の映像で顔に赤丸印までつけられ「監視員」と「指摘」されたことに対して、あきれた様子で「なぜきちんと確認もせずに報道するのか」と不満を露にしたという。統一部は「信頼性の薄い発言をそのまま取り上げたことは大きな問題」と指摘した。

[朝鮮新報 2006.7.8]