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強制連行者の遺骨共同実地調査 日本側が無期延期を通達

 日本外務省は、南朝鮮と共に7日から実施することで合意していた朝鮮人強制連行犠牲者の遺骨共同調査を無期延期すると南朝鮮の日帝強占下強制動員被害真相究明委員会に通達した。

 南朝鮮と日本は、6月29日から2日間にわたり東京で行われた「第4回韓日遺骨調査協議会」で、植民地時代に強制連行され死亡した朝鮮半島出身者の遺骨に関する共同実地調査を行うことで合意。7月7日から麻生炭鉱などがあった福岡県の墓地などで調査が実施される予定だった。

 外務省は延期の理由を明らかにしていないが、朝鮮のミサイル発射軍事訓練や南の独島周辺海域での海流調査が原因ではないかとの見方がある。民間の調査団体からは「遺骨調査が大きく前進すると期待していただけに残念」「人道的な問題として速やかに取り組むべき」との声が挙がっている。

 「第4回韓日遺骨調査協議会」で日本側は新たに801人分の遺骨情報を南朝鮮側に伝えた。

[朝鮮新報 2006.7.8]