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〈論調〉 米国の軍事基地化終わらせよう

 全国的規模で展開される民族自主統一運動は、南朝鮮に対する米国の軍事基地化政策を終わらせ、米軍を撤退させることを民族の運命と関連する問題、これ以上遅らせることのできない差し迫った時代の要求として提起している。

 米の南朝鮮占領は民族の独立と自主権に対する全朝鮮民族の要求と志向を踏みにじる主権侵害行為であり、南の地を侵略戦争遂行のための発進基地、前哨基地に転落させ、民族の自主的で統一的な発展を阻んだ犯罪行為である。

 南朝鮮で反米闘争は大衆的な闘争へと急速に拡大、強化、発展している。

 6.15北南共同宣言採択後、南朝鮮人民の反米自主意識の発展は反米闘争を大衆化、積極化するよう推し進めた。

 南朝鮮人民の反米闘争は最近、統一運動と結合して本格化し、幅広い多様な形
態に発展している。

 わが国において祖国統一闘争は、反米闘争と密接につながっている。反米なくして祖国統一はあり得ない。わが国を2つに引き裂いた張本人も米国であり、60年以上も南朝鮮に居座ってわが国の統一に反対している主犯も米国である。

 今年も南朝鮮人民は、各種形態の祖国統一運動の場を反米闘争の広場に変えながら気勢を上げている。この闘争と関連して注目されるのは、それに対する国際的な支持と連帯が日ごとに高まっていることである。

 反米は時代の要請であり、全同胞のひとしい志向である。米国内でも南朝鮮占領米軍の撤退を主張する声が上がっている。

 米国は時代錯誤の南朝鮮に対する支配政策、軍事基地化策動を打ち切り、侵略
軍を撤退させる勇断を下すべきである。(労働新聞2日付論説)

[朝鮮新報 2006.7.10]