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「在日朝鮮人の生活と権利を考える学習会」

日朝長野県民会議、日朝松本市民会議の主催で

 「在日朝鮮人の生活と権利を考える学習会」が日朝長野県民会議、日朝松本市民会議の主催で7月8日、長野朝鮮会館で行われた。学習会には日本人士75人、同胞15人、計90人が参加した。

 日朝松本市民会議の杉本文男会長の開会あいさつに続き、日朝長野県民会議の清水勇会長が主催者を代表してあいさつをした。清水会長はこの間、朝鮮のミサイル発射があったがそれに乗じて日本人が朝鮮人に言われなき言動を行うのは許せないと語り、在日朝鮮人の抑圧される権利、生活の要求を知るために学習会を開いたと述べた。

 学習会では、在日本朝鮮人人権協会の金東鶴部長が「在日朝鮮人の生活と権利を考える−民族教育権を中心に」と題して講演を行った。

 金部長は、戦後日本の外国人政策について具体的に述べ、一貫した民族差別と蔑視政策について述べた。

 また大学受験資格問題、税制上の優遇措置適用における差別問題、枝川朝鮮学校への土地明け渡し裁判など在日朝鮮人、定住外国人には「公益」がないとする論議の横行に警鐘を鳴らした。そして、本当の「公益」とは差別のない社会、より公正な社会は暮らしやすい社会、真の多文化共生社会は豊かな社会であり平和のためにも、草の根連帯を深めていこうと語った。

 学習会のあと焼肉懇親会が、和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。【総聯長野県本部】

[朝鮮新報 2006.8.2]