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〈論調〉 MDは数千のミサイル生むだけ

 米国のミサイル防衛(MD)システム樹立策動は世界の平和と安全を脅かし、新たな軍備競争をもたらしている。

 現在世界の多くの国が米国のMDシステム樹立策動に対処した軍事的措置を取っている。

 ロシアと中国など多くの国が米国のミサイル攻撃に対応できる先端武力装備を整えることに力を入れている。とくに、米国の直接的な軍事的脅威にさらされている国々が国防力を強化している。こんにち、世界的に軍事費の支出が大幅に増え、それによる兵器の生産と輸出が増大している主な要因は、ほかならぬMDシステム樹立をはじめ米国の武力増強、侵略戦争策動の強化にある。

 米国は、何によっても新たな軍備競争を助長、激化させ、世界の平和と安全を破壊する主犯としての正体を覆い隠すことはできない。世界を攻撃目標としている米国のMDシステム樹立策動は、米執権層が言うように自国の安保に役立たず、むしろそれは米国を狙った数百、数千のミサイルを生むだけである。米国は世界制覇の野望を放棄し、犯罪的なMDシステム樹立策動を中止すべきであろう。(労働新聞2日付論評)

[朝鮮新報 2006.8.11]