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〈論調〉 朝鮮半島情勢を爆発ラインに

 米国が日本に弾道ミサイル防衛能力を備えた1万トン級最新型イージス巡洋艦シャイローを配備し、沖縄の嘉手納空軍基地に今月PAC3迎撃ミサイルを配備して年内に部分的に稼動させることは、朝鮮半島情勢を爆発ラインに向かわせる危険極まりない行為である。

 こんにち、米国は朝鮮を軍事的に占領することを侵略的なアジア太平洋戦略実現のカギ、最重要課題としている。米国は日本を朝鮮侵略のための前哨基地、補給基地、総合的な戦争指揮処に利用しようとしている。

 米好戦勢力が日本に最新型イージス巡洋艦を追加配備したのは、新たな朝鮮戦争準備完成の一環である。

 わが国を「悪の枢軸」、核先制攻撃対象に名指ししたブッシュは、米国の「安全保障」と同盟国「保護」の名目のもと、朝鮮侵略戦争計画を実践に移そうとしている。(労働新聞14日付論評)

[朝鮮新報 2006.9.22]