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〈論調〉 許されない米国の独断と横暴

 米国の独断と横暴は自主と進歩、平和と安定を願う人類の志向と念願に反する危険きわまりない行為である。

 また、国際関係を弱肉強食の不公正で不平等な関係にするところにその不当性がある。

 米国は、思想と制度が異なり、自国の要求に順応しないという理由で他国に政治的、経済的圧力と軍事的強権行為を平然と働いている。これは、乱暴な国際法蹂躙であり、公正な国際関係の発展を阻害する犯罪行為である。米国の当局者たちは、自分らの意思がとりもなおさず世界を治める法であり、この法に違反する国は米国の軍事的打撃の対象になるという白昼強盗さながらの米国式論理とごう慢さにとらわれている。彼らの独断と横暴が引き続き黙認されれば、弱肉強食の生活様式が国際社会を完全に支配することになり、正義と真理が無残に踏みにじられ、世界が法のない世の中になってしまう。

 米国の独断と横暴は、世界の平和と安定を破壊する犯罪行為である。米国が国連と国際社会は眼中にもなく、イラクに対する侵略を行ったのは独断と横暴の極致である。

 国際関係において内政不干渉の原則が保障されてこそ、すべての国と民族が自身の具体的条件と実状、要求に合わせて思想と制度を選択し、自分なりの政治生活方式、経済管理方式を持って生きることができる。米国は、自分の意思と利益に適わない思想と制度は存在してはならないという論理を持ち出して他国の内政に露骨に干渉している。

 米国が国際舞台で独断と横暴に明け暮れるほど、その国際的孤立はいっそう促進されるであろう。(11月25日付労働新聞論評)

[朝鮮新報 2006.12.2]