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創作の泉は娘たち

パランピッに出展 柳純華さん

 3年ぶりに開かれた同胞女性美術展「パランピッ」(東京、O美術館)で、久しぶりに元気な姿を見せた。教員の夫の転勤に伴って、茨城から埼玉へ。さらに子どもも3人に増えた。

 今度出品した絵の1枚は、その愛娘たちの遊ぶ姿を描いた。創作の泉が子どもたちとのふれあいだと語る。「何か胎内から新しい命の芽が吹き出るような、泉がわき出るような、そんな感じ。子どもたちがアイデアをいっぱいくれる。子どもが生まれなかったら絶対にわからなかった感覚かもしれない」。

 朝大美術科で厳しい指導を受けながら、朝鮮画を学んだ。卒業後は母校の茨城朝鮮初中高級学校の美術の教師に。その間、女性たちに絵を教えたりもした。「閉じこもっていたくない。人と出会い、触れ合って、街の風に当たって、時代の息吹をいつも感じていたい」。

 娘が通う埼玉朝鮮幼稚園では、美術の小道具作りなどに協力してきた。オモニ会の頼もしい一員。

[朝鮮新報 2006.3.7]