李美南舞踊研究会第3回定期発表会 「朝鮮舞踊は私にとっての宝物」 |
愛知県名古屋東文化小劇場で3月29日、李美南舞踊研究会第3回定期発表会が開かれた。昼、夜2回行われた公演を約650人が観覧した。サブタイトル「ソロを中心とした優雅で躍動的な演舞」というだけあって、独舞を中心とした演目となった。 発足6年目を迎え、舞踊家として成長しつつある研究生たちが、踊ることの難しさや楽しさとともに、公演を通じて舞踊の奥深さを感じ取り、それぞれの課題を克服できるよう取り組んだ。「オープニング」はじめ「足踏みの踊り」「楽しく踊ろう」「チャンダン組曲」など、初級部生から大人までが一緒に踊った群舞では、出演者の心が一つにまとまり、和やかな雰囲気と団結力が観る者にも伝わり、温かい手拍子と拍手で場内が一体となった。 李美南舞踊研究会設立(2000年4月)当時、私は高級部1年生だったが、この6年間、愛知朝高、朝鮮大学校、文芸同舞踊部で舞踊を続けながら同研究会で学んできた。
はじめは学校の部活としてはじめた朝鮮舞踊だが、時を重ねるごとにそのすばらしさに魅了され、情熱が高まっていった。 コンクール出場、対外公演、コンサートのバックダンス、発表会…。たくさんの舞台を通じて多くのことを学んできた。この経験は、私にとってかけがえのない思い出であり、宝物でもある。 今回の発表会では、講師である李美南先生の下で6年間学んできたことを振り返り、感謝の気持ちを込めて舞台に立った。当日は今までの練習成果を余すことなく発揮して、観る人たちにその想いを伝えようと一生懸命踊った。ほかの出演者たちもみな、同じ想いだったろうと思う。 これからも研究会の明るい未来に向けてがんばっていきたい。(張栄愛、李美南舞踊研究会アシスタント) [朝鮮新報 2006.4.17] |