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〈本の紹介〉 「丹青4号」 「愛国者たちの行動に学ぶ」

 「6.15」からまもなく6周年。このタイミングにあわせて、雑誌「丹青」4号が特集記事を編んでいる。 

 統一とは北と南が互いに異なる体制の存在を認知することだという認識に立つ優れた論文が目を引く。

 まず、巻頭に掲げられた「盧武鉉政権の親日派清算と過去史整理」(成耆珍)をはじめ、「独立運動家・金九の思想」(鄭晋和)「兪吉濬の生涯・思想と行動」(金哲央)など、祖国の独立のために一身を捧げた先駆者たちの苦難と半生が紹介されていて、読み応えがある。

 拉致問題を千載一遇の機会ととらえて、南の統一支持世論を反北、反統一へとひっくり返そうとする米日反動の動きがエスカレートしている。解放前後の混沌とした情勢の下でも、独立と統一を願って心血を注いだ愛国者たちの思想と行動を、心に刻むことは、私たちを大いに勇気づけてくれよう。(丹青会発行、TEL 042・592・1879)(粉)

[朝鮮新報 2006.4.21]