〈朝鮮服飾ものがたりF〉 女性の普段着(ピョンサンシ ニョジャボク) |
女性は普段着として、チマとチョゴリを着用した。チョゴリの襟と袖口には別色の生地を当てたが、これを「半回装」という。 「三回装」「半回装」ともに若い女性が着たもので、年配の女性たちはチョゴリの袖口とコルムだけを別色で飾った。 チマは幅が広く、長いものを好み、働くときにはチマのひもや腰紐などを使ってまとめ上げたり、前掛けをつけた。 頭をまとめ上げるのは、17世紀初頭以前は一般的だったが、その後は田舎でだけ長く続いた。(出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) [朝鮮新報 2006.4.27] |