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軍事的緊張許さぬ

I女性会議中央共同代表・元横浜市議 広瀬禮子さん

 4月22日〜23日にかけて東京で開かれた「06権利とくらし平和のための女性集会」の第3部会「平和の危機に抗して」で、この人の元気な姿があった。

 米原子力空母の横須賀母港化反対の運動や米海軍フリゲート「ゲアリー」の新潟港寄港を認めないよう新潟県知事に要望書を送るなど、日米軍事同盟強化に強く反対する活動を展開している。

 ある学者の調査によれば、横須賀港に入港中の原子力潜水艦が事故を起こし、4時間にわたって放射性生成物が放出した場合、その被曝被害(死亡)は7万7000人と推定され、さらに遺伝子障害によるものまで含めると同市周辺だけでも15万人以上の死者を生むという。

 敗戦から60年が経ち、戦争の記憶が風化し、他民族を蹂躙した過去を隠ぺいする動きが強まっていく日本。広瀬さんは、「こうした風潮に歯止めをかけるためにも、改憲を許さず、北東アジアの軍事的緊張を高めてはならない」と訴えた。 

[朝鮮新報 2006.5.10]