南で初公開される北の国宝「高麗太祖王建像」 [写真＝聯合ニュース]

　朝鮮にある国宝級文化財９０点が４日、金剛山を経由してソウルに到着した。高麗を建国した王建像をはじめとする展示予定品は朝鮮中央歴史博物館を出発して１日に金剛山に到着。南北の博物館関係職員が点検などの引渡し、引受けのための作業を３日まで行ったあと、翌日ソウルに移送された。

　これら文化財は６月１２日から国立中央博物館企画展示室で開かれる展示会「北の文化遺産−平壌から来た国宝たち」で一般に公開される。中央博物館での展示は８月１６日までで、８月２８日〜１０月２６日には国立大邱博物館企画展示室で展示会が催される。同展示会は国立中央博物館と文化放送、南北歴史学者協議会が共同で主催する。

［朝鮮新報 2006.5.12］