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「高麗郡建郡1300年記念事業」

 高麗神社の祭神高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)は紀元前1世紀から紀元後7世紀後半まで朝鮮半島北部から中国東北部にかけて領有していた高句麗を出自とする渡来人である。霊亀2年(716)武蔵国に高麗郡が設置された時、その初代郡長として当地に赴任し、同じく高句麗を出自とする1799人の人々とともに未開の原野を開拓した。2016年は高麗郡が設置されてから1300年の節目となる。同社では佳節を迎えるにあたり、多くの人々に名もなき高麗人の業績を伝え、さらに「高麗」のもつ多様な可能性を探ってもらいたいと「高麗郡建郡1300年記念事業」を企画した。今年度の企画は次のとおり。

 6月18日(日)「渡来人の里講演会」。演題=「高麗郡建郡の歴史的意義−なぜこの地に高麗郡が設置されたか−」。講師=橋一夫氏(埼玉県立歴史と民俗の博物館館長)。開場13時30分、開演14時、終了16時。場所=高麗神社参集殿。定員=120人。要予約。

 9月9日(土)〜24日(日)「高麗神社に伝わる文化財展」。

 9月17日(日)「雅楽奉納演奏会」。

 【問い合わせ】高麗神社社務所TEL 042・989・1403。ホームページ=http://www4.ocn.ne.jp/~fkoma/

[朝鮮新報 2006.5.22]