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第44回日朝友好展(横浜市民ギャラリー) 108人200点の多彩な出品

互いに触発し理解

 第44回日朝友好展(全絹枝実行委員長)が3日から(〜8日)、横浜市民ギャラリーで開かれている。

 同展には在日同胞56人、日本市民52人の芸術家らが出品した絵画、彫刻、工芸、詩歌、書芸、写真などの作品約200点と、神奈川県下朝鮮学校と西東京朝鮮第2初中級学校生徒らの書芸、絵画などが多数展示され、多くの観覧者の目を楽しませていた。会場ではまた、4日、李玉禮氏が「李朝の手仕事」と題して講演を行った。

 一方、4日夕、祝賀宴が開かれ、総聯神奈川県本部・鄭喜Q委員長があいさつに立ち「昨今、朝・日関係は厳しい状況に直面してきたが、本展が44回目を迎えたことは、同胞、日本市民らの文化交流への熱意の表れである」と敬意を表した。さらに同委員長は、総聯、民団5.17共同声明の意義に触れ、来年の45回展には、多くの民団同胞も出品してくれるよう呼びかけた。なお、宴に先立ち、4月29日に急逝した同展事務局長・脇坂茂樹氏を悼んで黙祷した。

 一方、同展の開催を祝って、松沢成文・神奈川県知事と中田宏・横浜市長からメッセージが寄せられた。両氏は共に、「この場で多くの人々が出会い、語り合い、そして、互いに触発されることにより、日本と朝鮮半島の相互理解に貢献した」と称えた。

[朝鮮新報 2006.6.6]