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在日蹴球協会と東京朝高関係者ら 日本サッカー協会に要望書提出、サッカー「在日枠」の処遇改善を

 在日本朝鮮人蹴球協会と東京朝鮮中高級学校の関係者らが1日、日本サッカー協会を訪れ、「在日外国人枠(在日枠)」の処遇改善を求め要望書を提出した。「在日枠」は、日本生まれの外国籍選手について1クラブ1人に限って外国籍選手と見なさない特例で、学校教育法第1条に該当する「高校、大学」を卒業するなどの条件を満たす必要がある。

 要望書は、「日本サッカー協会基本規程第69条の緩和」を求め、「在日枠」の対象を「学校教育法第1条に定める学校(一条校)」卒業生に限定せず、朝鮮学校をはじめとする民族学校、外国人学校の卒業生らもその対象とするための措置を早急にとるよう求めている。代表らは「生徒たちが朝鮮学校に通ったがために不要な負担を背負わなければならない状況を一日も早く改善してほしい」と語った。

 一方、Jリーグ選手協会(中山雅史会長)が1クラブ1人の制約がある「在日外国人枠」について選手にアンケートしたところ、6割が増枠に賛成した。同協会はこの結果を踏まえ、Jリーグに1枠増を要望した。

 李漢宰選手(サンフレッチェ広島)など適用を受ける選手らが「後輩のために道を広げたい」とアンケートを提案した。協会の選手約800人に昨年11月から12月にかけて実施し、約9割が回答。@枠を拡大A若干(1〜2人)の拡大B現状維持C無回答Dその他に分かれ、@とAで6割を超えた。これを踏まえJリーグでは今後、対応を協議していくという。

[朝鮮新報 2006.2.18]