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兵庫国体、県出場指定選手に選出 神戸朝高女子バレーボール部 趙慶和主将

 9月30日〜10月10日にかけて兵庫県内で行われる第61回国民体育大会「のじきく兵庫国体」。昨年3月に朝鮮学校生徒への参加が認められたあと、神戸朝鮮高級学校女子バレーボール部の趙慶和主将(4月から3年)が兵庫県少年女子選抜の国体出場指定選手(11人)に選出された。朝鮮学校から出場指定選手が正式に選出されたのは趙選手が初めてで、今後、ボクシング、ラグビー、サッカーなどの種目で朝高選手が選出される見込みがある。

 趙選手は国体候補選手に指定されたあと、2月18日、尼崎高校で行われた選考会に参加。約30人の選手たちと体力測定、実践ゲームなどを行い、高い身体能力で抜群の存在感を示した。結果、関係者から高い評価を得て今回の選出に至った。趙選手は、「全国朝高の代表、在日同胞の代表、県の代表として周りの選手と力を合わせて堂々と試合に臨みたい。将来は朝鮮の代表選手として活躍したい」とほほ笑む。

 また、同校女子バレーボール部の金寛訓監督も国体バレーボール審判員として、同校ボクシング部の金潤徳監督も県少年ボクシングチームの監督として大会に初参加する。一方、大会オープニングに同校舞踊部が出演することも決まっている。

[朝鮮新報 2006.2.28]