〈現地レポート〉 東京朝高バスケエースの呂選手を見て |
今回はバスケットボール関係者による投稿とレポート記事をお届けします。(編集部) 2月11日、生徒たちを連れて東京都高体連支部対抗選抜大会を見に行った。お目当ては、東京朝高バスケットボール部でエースの呂直孝選手である。久しぶりの駒沢体育館、9月の中央大会が思い起こされた。会場の扉を開けると、ものすごい緊張感に押し潰されそうになった。各支部、各学校のエースたちが集まっているのだから無理もない。 選手より緊張しながらの第一戦。 開始早々、呂のスリーポイントが炸裂した。20分間の出場で6本のスリーポイント、3本のブロックショットを決めた。ディフェンスも見事だった。シュートチェックからのスクリーンアウト、全て基礎どおりの動きだった。監督に良い指導を受けていることは一目瞭然だった。呂選手の動きを見てしまうと、ほかの高級部の選手たちがもう少し力をつけてくれればと期待がふくらむ。なにせ都上位校や支部でトップ校の選手に引けを取らない動きをしているのだから。私も選抜大会を見てたくさん学んだ。 今は生徒のシュートモーションの見直しを図っている。どの位置でもらっても、体がぶれることなくシュートを打てるようにしたい。そしてドリブル強化、抜けるなら抜く。そのためにはスキルと度胸が必要だ。「現役に戻りたい」−そんな気持ちにさせる大会だった。ちなみに試合は呂選手所属の第3支部が総合2位となった。(朴誠一、東京第4初中教員) [朝鮮新報 2006.3.24] |