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05年度事業報告と06年度事業計画

 3月18日、在日本朝鮮人蹴球協会2005年度総会が、朝鮮出版会館(東京都文京区)で行われた。総会には、文章弘会長をはじめとする蹴球協会役員、地方蹴球協会役員、朝鮮大学・高校のサッカー部監督をはじめとする関係者が出席した。また、総連中央・金尚一文化局長、在日本朝鮮人体育連合会・鄭智海理事長が参加した。以下、2005年度事業報告および2006年度事業計画を紹介する。

 【在日本朝鮮人蹴球協会2005年度総会】

 ●文章弘会長、朝鮮サッカー協会副会長に就任

 今年2月、文章弘会長が、朝鮮サッカー協会副会長に就任した。FIFA(国際サッカー連盟)のホームページ上にも副会長として発表されている。

 ■2005年度事業報告

 1、東アジアサッカー選手権2005および東アジア女子サッカー大会2005

 大会期間=2005年7月31日〜8月7日
 開催場所=韓国
 @大会準備のため文章弘会長をはじめ協会役員が大韓蹴球協会と協議
 A李漢宰選手(サンフレッチェ広島)が朝鮮代表として大会へ参加
 B協会役員が大会を観戦

 2、FIFA・U−17世界選手権

 大会期間=2005年9月16日〜10月2日
 開催場所=ペルー
 @朝鮮代表の平壌合宿に梁相弘副会長と金福天氏(在日本朝鮮人大阪蹴球協会、医療部長)を派遣
 A本大会へコーチとして、梁相弘副会長が帯同

 3、第4回東アジア競技大会

 大会期間=2005年10月29日〜11月6日
 開催場所=マカオ
 @梁勇基選手(ベガルタ仙台)が朝鮮代表として大会へ参加
 A南泰和国際部長が同行

 4、AFCユース選手権大会2006(U−18) 予選グループN

 大会期間=2005年11月23〜27日
 開催場所=熊本県
 @文章弘会長が朝鮮側役員として参加
 A朝鮮代表のサポート要員として南泰和国際部長および協会役員が同行
 B梁相弘副会長と金福天氏が医療班として、朴秀勇氏(東大阪朝鮮中、サッカー部監督)がアテンドとして同行

 5、東アジアサッカー連盟

 朝鮮側代表として、協会役員が会議へ参加

 6、日本サッカー協会および大韓蹴球協会

 @北南サッカー協力について、大韓蹴球協会・鄭夢準会長と協議
 A日本サッカー協会・川淵三郎キャプテンをはじめとするJFA役員と協議。「日本サッカー協会基本規程69条の緩和を求める要望書」を提出

 ▲大会事業

 1、第27回在日朝鮮初級学校中央サッカー大会
 大会期間=2005年7月28〜30日
 開催場所=静岡県・時之栖スポーツセンター
 参加チーム数=11人制(40チーム)、8人制(18チーム)
 参加者数=選手、スタッフ約1000人、父兄など観戦者約1500人

 2、在日朝鮮学生中央体育大会

 @中級部
 ・大会期間=2005年9月1〜3日
 ・開催場所=駒沢第2競技場、その他
 ・参加チーム数=27チーム(内、合同チーム7チーム)

 A高級部
 ・大会期間=2005年9月6〜8日
 ・開催場所=静岡県・時之栖スポーツセンター

 3、第9回国際交流サッカー大会U−12、前橋市長杯

 大会期間=2005年10月1〜2日
 開催場所=群馬県営サッカー・ラグビー場、その他
 ※U−12在日朝鮮人関東選抜チームが参加

 4、第3回KYCカップ

 大会期間=2005年10月9〜10日
 開催場所=静岡県・時之栖スポーツセンター

 5、第20回在日朝鮮中級学校サッカー選手権大会

 大会期間=2006年1月17〜19日
 開催場所=静岡県・時之栖スポーツセンター

 ▲普及育成事業

 1、JFA公認C級コーチングライセンス講習会

 大会期間=2005年8月22〜25日
 開催場所=東京朝鮮中高級学校
 参加人数=31人
 ※協会主催で初めて実施

 2、「JOINT POMDORI」

 大会期間=2005年11月27日
 開催場所=東京朝鮮中高級学校
 参加人数=生徒、父兄含め約200人
 ※協会主催で9歳以下の少年少女を対象にしたサッカークリニックを初めて実施

 ▲その他報告事項

 ・各朝鮮学校での指導員資格および審判取得者統計
 ・指導者130人中59人(45%)が指導員資格を取得
 ※B級4人、C級41人、D級14人
 ・指導者130人中59人(45%)が審判員資格を取得
 ※3級1人、4級47人

 ■2006年度事業計画

 1、代表関連事業

 @下記の朝鮮代表が参加する大会へのサポート事業
 ・AFC女子U−19選手権(4月8〜18日、マレーシア)
 ・AFC女子選手権およびW杯予選(7月16〜30日、オーストラリア)
 ・AFCU−17選手権(9月6〜21日、シンガポール)
 ・AFCユース選手権(10月29日〜11月12日、インド)
 ・アジア大会(12月1〜15日、カタール)
 A在日朝鮮人選手を朝鮮代表の試合および強化合宿へ派遣
 B在日朝鮮人選抜(U−13、U−15、U−17)の合同練習、試合の実施

 2、大会事業

 @第28回在日朝鮮初級学校サッカー中央大会(8月3〜5日、兵庫県淡路島)
 ※大会史上初めての近畿地方での開催
 A在日朝鮮学生中央大会(9月6〜8日、東京都)
 ※中級部および高級部
 BKYCカップOVER−30中央サッカー大会(10月8〜9日、静岡県)
 CシニアOVER−40中央サッカー大会(時期、場所未定)
 D第21回在日朝鮮中級学校サッカー選手権大会(2007年1月、静岡県)
 ※地方選抜大会

 3、指導者、審判員養成事業

 @JFA公認C級コーチングライセンス講習会
 ・年2回実施(関東1回、関西1回)
 AAFC、B級コーチングライセンス講習会
 ・年1回実施(朝鮮)
 BC級およびD級コーチングライセンスインストラクター資格の取得奨励

 4、普及育成事業

 @POMDORIサッカースクール(7〜9歳を対象としたサッカースクール)
 ・通年(毎週1回実施)
 ・対象校−東京第1、東京第3、東京第5、千葉
 AJOINT POMDORI(9歳以下の少年少女対象のサッカーイベント)
 ・年2回実施(東京)

 5、広報事業

 @ホームページ情報更新および充実
 A朝鮮新報へ定期連載記事を掲載

[朝鮮新報 2006.4.13]