サッカーのロシア１部リーグのクリリア・ソビエトフが今年夏、朝鮮のサッカー選手たちをテスト競技に招待するとタス通信が報道した。

　報道によると、同クラブのオマール・チェトラゼ選手が２日、平壌でタス通信記者に知らせたという。ロシアのサマラにあるこのサッカークラブ選手と関係者らは、チームを強化できる朝鮮選手を求めて４月２５日から平壌を訪問した。

　チェトラゼ選手によれば、同クラブ関係者は平壌訪問中に朝鮮の主要サッカーチーム間で行われた４回の試合をビデオに収めたという。現在、３人の選手に目をつけているという。サマラでのテスト競技は６月を予定している。

　朝鮮側はこの計画に対し、自国の選手たちを積極的にロシアに派遣する意向を示したという。

　朝鮮は昨年９月のU−１７世界選手権大会（ペルー）で８強入り。タス通信は、スペイン１部リーグ・レアル・マドリッドのクラブ代表らが同大会に参加した朝鮮選手に興味を示し、朝鮮を訪問することを計画したが諸般の事情によって実現しなかったとも報道した。【平壌支局】

［朝鮮新報 2006.5.18］