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第59回関東大学ボクシングリーグ 朝大 健闘およばず6位

残留賭け、入れ替え戦に望みつなぐ

 第59回関東大学ボクシングリーグ戦、第6週(24日、後楽園ホール)朝鮮大学校(チーム成績1分3敗「個人成績総合5勝21敗※不戦により−1P、+1P」)×明治大学(3勝「13勝8敗」)の2部リーグ戦(6校、7階級7人)が行われ、朝大が2−5で敗れた。初参戦の朝大は健闘こそしたものの、経験、体力、選手層の課題を残し、2部6位に甘んじる結果となった。

 1分3敗で迎えた第6週、4敗1分(10勝23敗※不戦により−2P)の日本体育大学をかわし、2部残留を確定させるには勝利以外なかった。

 1番手にリングに上がったのは高正浩選手(ライトフライ級、4年)。つづいて朴仁秀(フライ級、4年、主将)、安昌祜(バンタム級、1年)選手らが出たが、優勝校候補相手には一歩及ばなかった。あとのない状況下、4番手の任成壎選手(フェザー級、3年)が、打ち負けない闘志で流れを変えたかに見えたが判定で、安昌吉選手(ライト級、4年)もRSCで敗れた。本来の階級より1つ落としての出場、減量が響いた。

 しかし、尹成龍(ライトウェルター級、1年)、愼泰和(ウェルター級、3年)の両選手が意地を見せた。

 尹選手は1年生ながら、2Rから終盤にかけ執ようにボディを叩く冷静なさばきで戦意を削ぐと、その後もコンパクトなボクシングで我慢比べを制した。第28回キングスカップ・ウェルター級銅メダリストの愼選手は3Rにスタンディングダウンを奪う貫禄を見せた。

 朝大は敗れたものの、次戦(3部トーナメント優勝校との入れ替え戦、7月23日)に、2部残留の望みをつなぐ。

 リーグ最終戦を勝利で収めた尹選手は「勝つことで自信をつけることができた。力負けしない身体を作り残留を果たす」と力強く語り、朴主将は「2部というプライドもある。残留を目標に、1カ月間練習を積み100%の力を発揮したい」と話した。

 リーグ戦をふり返り朱一コーチは「トーナメント戦の3部と違い2部からはリーグ戦になる。経験、体力もさることながら、選手層、つまり総合力で上回らなければ残留は厳しい」としながら「経験を糧に選手をしっかり育てていく。あとは気合い」と語った。入れ替え戦については「勝つにしろ負けるにしろ4勝がボーダーの接戦になるだろう」としたが、選手たちは「負けることは考えてない」(尹選手)と意気込んでいた。(鄭尚丘記者)

[朝鮮新報 2006.6.29]