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朝鮮サッカー協会が抗議 女子アジア杯、審判の処罰要求

AFC第1副書記長に覚書

 朝鮮サッカー協会のキム・ジョンス書記長は7月29日、オーストラリアで行われたサッカー女子アジアカップ準決勝、朝鮮×中国で偏った判定があったことと関連し、アジアサッカー連盟(AFC)のプルモニ・サムエル第1副書記長と大会組織委員会に抗議覚書を送った。

 覚書は、去る7月27日にオーストラリアのアデレードで行われた朝鮮と中国の準決勝は、審判員の意図的で露骨な偏った判定により朝鮮が0−1で負けたたと指摘し、この試合はアジア女子サッカー史上類例のない不快なこん跡を残したと指摘した。また、この試合がアジアと世界のスポーツマンと人民の間で大きな失望と憂慮をかもし出すことになったのは、全的にイタリア人の主審とオーストラリア人の副審の意図的で偏った判定が原因であると指摘した。

 覚書によると、試合で主審は自陣ペナルティーエリア内で中国選手が2度ハンドをした際、それを十分見分けられる距離にいたにもかかわらず、ペナルティーキックを故意に与えなかった。これは、朝鮮の成績を何としてでも下げようとする意図的な行為で、朝鮮チームの神経を刺激する行為であった。

 覚書は、オーストラリア人の副審が朝鮮に対する不遜な感情を抱いてどれほど不当かつ恥知らずに偏った判定をしたのかは、試合終了2分前に朝鮮のゴールを不当にもオフサイドであると判定をして無効にしたことで、明白にさらけ出されたと指摘し、次のように強調した。

 試合中、あまりにも明々白々な反則は反則ではないとし、ゴールはゴールではないと覆して判定してでたらめな宣言をするイタリア人の主審とオーストラリア人の副審の、行為にわれわれは憤激を禁じえない。

 あまりのことに、中国の衛星中継中にサッカー解説者ですら、朝鮮のゴールはオフサイドではなく、明らかに審判の誤審であると言ったほどである。

 朝鮮選手団が偏った判定と関連して提起した問題に対する競技審判委員会と大会組織委員会の審議結果通報によっても、競技審判委員会側では試合終了2分前に朝鮮が得点したことをオーストラリア人の副審がオフサイドと判定したことは誤審であると認めている。

 朝鮮選手たちが我慢できずに憤激したあまり、主審と副審に抗議したのはもちろん遺憾なことだが、選手たちの憤激を触発した根本原因が何かに基本問題がある。

 朝鮮サッカー協会は次のような措置を取ることを強く求めた。

 第1に、AFCと大会組織委員会は、試合の判定を公正に行うようにし、今回の試合を不当に判定したイタリア人の主審とオーストラリア人の副審を厳罰に処すべきである。

 第2に、競技審判委員会が試合終了2分前に朝鮮が得点したことをオーストラリア人の副審がオフサイドと判定したのが誤審であると認めた状況で、朝鮮と中国の試合を再度行い、公正な勝負を決めるようにすべきである。

 第3に、大会組織委員会がオーストラリア人の副審の露骨な偏った判定に抗議したからといって朝鮮の選手たちに科した不当な退場処分を直ちに撤回すべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.8.3]