高１の徐文平選手も健闘

６位入賞を果たし表彰台で手をあげる李在�Q選手（中央）

　０６年度インターハイ・ウエイトリフティング競技は５〜８日、羽曳野市立総合スポーツセンターで行われた。北海道朝鮮初中高級学校から１０５キロ級（８日）に李在�Q（３年）、徐文平選手（１年）が出場。李選手が６位入賞を果たした。同級には２６選手（一人は棄権）が出場した。

　「まだまだ実力不足、ほかの選手より練習量が足りなかった。自分が恥ずかしい…。とにかく猛練習する。結果を受け入れて、１０月の国体に出場してメダルを獲りたい」−李選手の表情からはやりきれない思いがにじみ出ていた。春の全国選抜大会では４位。メダルに届く実力はあったが力を出し切れなかった。李選手は身長１８７センチ、体重１０４．２キロ。２６選手中、最重量でその大きさはひと際目立っていた。

　スナッチの１回目で９７キロ、２回目で１０２キロを成功。３回目の１０５キロには失敗した。クリーン＆ジャークでは自己ベストを超える１４０キロを挙げ、トータル２４２キロ、６位入賞となった。優勝選手はトータルで２６２キロ（スナッチ１１０キロ、クリーン＆ジャーク１５２キロ）。

　金太壌コーチは、「今回は可もなく不可もなくといったところ。自己ベストを更新したことは大きな収穫だった。次は国体優勝を狙って指導していきたい」と語った。

　一方、高１ながらインターハイに出場した徐選手は、「全国の舞台はやっぱり緊張した」とふり返った。スナッチで９２キロを３回失敗。クリーン＆ジャークでは３回目で１１７キロを成功させた。スナッチを失敗したため公式順位にはならないが、トータルでは２４位となった。「残り２年ある。経験をムダにしないように次につなげて上を目指したい」。

　西大阪初級・学父母の金有里さん（38）は、娘３人を連れて応援に駆けつけた。「メダルはなかったけど、６位になって公式記録に名前が載ることがとてもすごいこと。がんばる姿から勇気をもらったし、在日同胞たちの自慢であり財産だ」とほほ笑んだ。（金明�c記者）

［朝鮮新報 2006.8.11］