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〈フィマンカップ2006〉 茨城朝高 鹿島ユース破り優勝

同部後援会 「活動にやりがい感じる」

鹿島ユースDFと競り合う茨城朝高選手(決勝)

 「フィマンカップサッカーフェスティバル2006」(主催=茨城朝高サッカー部後援会)が8月26、27の両日、堀原運動公園で行われた。

 同大会は国際友好親善と地域青少年サッカーの発展に寄与する目的で開催されたもので、茨城朝高サッカー部後援会が主催、茨城青商会とFCコリア茨城が協力している。03年に続いて2回目の開催となった今年は、約90人の同胞たちが大会成功のために尽力した。

 大会には鹿島アントラーズユース(以下鹿島ユース)、秋田県立新屋高校、神奈川朝高、水戸短期大学付属高校、常磐大学高校、茨城朝高の6チームが参加した。3チームずつ2組にわかれ予選リーグを戦い、それぞれ2勝した茨城朝高と鹿島ユースが決勝に進出した。

 注目の決勝戦。前半は予想通りに鹿島ユースが主導権を握った。一方、茨城朝高も闘志をむき出しにして試合に臨み、前半を0−0で折り返した。

 後半に入り徐々に茨城朝高が反撃に出だし決定的な場面を演出するも、なかなかゴールに結びつかない。そんななか後半25分、9番の李應鉉選手が強烈なシュートで決勝ゴールをあげた。

 茨城朝高サッカー部は、春の関東大会とインターハイ予選で県大会まで進出したが、16強の壁を突破できなかった。そこで今夏は岩手、宮城、群馬、愛知、神奈川、千葉などハードスケジュールの遠征をこなし、体力と精神力を強化することに焦点を合わせて練習してきた。この遠征を通して、強豪校と対等に渡り合える力を養ってきた。

 同校サッカー部後援会の朴康哲会長は、「今日の試合を見て後援会活動のやりがいを感じる。これからも『フィマンカップ』開催のために尽力したい」と語っていた。

 新屋高校の石山伸介監督は、「決勝戦はとてもいい試合だったし、朝高生が確実に成長していると実感した。互いに離れてはいるが、これからも切磋琢磨していきたい」と語った。

 一方、神奈川朝高は、新屋高校と3位決定戦を戦い、4−0で勝利した。

 大会終了後の27日夜、市内の同胞焼肉店で70余人の同胞、茨城朝高選手たちの参加のもと優勝祝賀会が行われた。【茨城朝高サッカー部】

 【大会成績】 @茨城朝高 A鹿島アントラーズユース B神奈川朝高 C秋田県立新屋高校 D水戸短期大学付属高校 E常盤大学高校

[朝鮮新報 2006.9.7]