後期開幕戦でも２ゴール

ゴールを決め喜ぶ安英学選手 [写真＝聯合ニュース]

　南朝鮮のプロサッカースターたちが総出場する「２００６サムソンハウゼンKリーグ・オールスター戦」が８月２０日、仁川ワールドカップ競技場で開催された。試合は中部選抜（大田、ソウル、城南、水原、仁川、大邱、全北）と南部選抜（光州、慶南、釜山、蔚山、全南、済州、浦項）との間で行われた。

　インターネットからのファン投票で１１位を獲得した安英学選手（27、釜山アイパーク）が南部選抜で出場。前半８分に豪快なミドルシュートで南部選抜の２点目を決める活躍で観衆をわかせた。

　試合は１０−６で中部選抜が勝利した。

　Kリーグ後期の開幕戦が８月２６日に行われ、安英学選手が所属する釜山アイパークは大田とホームで対戦し４−２で勝利。安選手は２ゴールをあげる活躍で勝利に貢献した。

　釜山が１−０でリードして迎えた後半１１分、強烈なミドルシュートを決めると、後半３８分にはゴールキーパーとの１対１の状況から冷静にゴールを決めた。

　釜山のリ・ジョンフン事務局長は、「初めはKリーグの強い当たりや激しいサッカーに苦戦していたが、前期終了後、守備はもちろん攻撃にも加わり、今まで以上に動き回っている」と語った。

　一方、南朝鮮のスポーツ新聞「スポーツ・カン」に以下のような逸話が掲載された。

　安英学選手は最近、南朝鮮を代表するスーパーデザイナーのアンドレ・キム氏から「映画俳優やタレントを凌駕する外見、スタイルを備えている」と称えられ、同氏が主催するファッションショーに招待されたという。同ショーは数々の人気ドラマで活躍する韓流スターがモデルとして参加するショーで、俳優の間でもステイタスとされているあこがれのステージ。しかし、安は「サッカー選手である以上、自分はファッションモデルでもなんでもない」と断った。

　同紙は、安を「なかなか見ることのできない模範生」で家と練習場以外に目を向けないとしながら、このような姿が安選手の「外見」をもっと輝かせていると伝えた。

　また、リ・ジョンフン事務局長は「安英学みたいな選手がいれば何の心配もない。幼い時から厳しい家庭教育を受けてそうなのか、とても控えめでどれほど誠実か…」と語ったという。

［朝鮮新報 2006.9.7］