市民の喜びの声 「よくやった、祖国の娘たちよ」 |
7日、朝鮮の首都平壌は祝賀ムードに包まれた。 名節用の華やかな服に身を包んだ老若男女、数十万の群衆が、第3回U−20女子サッカー世界選手権大会で優勝し帰国する選手らを迎えるため、われもわれもと沿道に繰り出した。 選手たちの乗った車が現れると、人びとの間から嵐のような歓喜の声が巻き起こった。選手たちの手をぎゅっと握りしめ離さない若者たち。今年に入り久しく見ることのなかった興奮した市民の姿だ。 凱旋門沿道の人波にまじって選手を迎えていた金属工業省のチェ・グァンヒョク副局長(54歳)は、「本当に頼もしくて立派だ。私の娘と同年代の選手たちが世界的な大会に出場し、優勝という贈り物を祖国にもたらしてくれた。異国の空にわが国の国旗をはためかせた英雄を背負って踊りだしたい気分だ」と話した。 軽工業省体育団所属のキム・スジョンさん(16歳)も、「出発する時はあんなにも静かだったのに、帰ってくる時はこのような大きい勝利のプレゼントを抱えてくるなんて想像もできなかった。私もサッカー選手なので、まるで自分が祝福されているみたい」と興奮した面持ちで語った。 牡丹峰区域、凱旋洞に住むパク・ポンオクさん(58歳)は、「優勝して帰ってきた彼女たちの手を握ってあげられなかったのが悔しい。選手たちのもとに駆け寄って抱きしめてあげたい気持ちだった。国中の人びとと共に、この名もない母の祝福を祖国の誇らしい娘たちに送りたい」と話し、沿道で始まった踊りの輪に加わった。【平壌支局】 [朝鮮新報 2006.9.14] |